【プレッシャー】練習と試合の差
練習では、どれだけミスをしても負けるわけではありません。そう思うとプレッシャーは感じませんし、途中でやめることだってできます。
逆に試合では、常にプレッシャーを感じてミスをするたびに追い込まれていきます。そして、しんどくても20秒、90秒後には次のプレーに入らなければいけません。
簡単に書きましたが、練習と試合環境の差は全く違います。
その上で成長するために必要なことを考えていきましょう。
練習と試合は同じように
困難に立ち向かう心を育てましょう。
人はどうしてもネガティブなところに意識がいってしまいます。
「負けてしまうかもしれない」「自分はだめだ」「コーチ、お父さん、お母さんに怒られる」
プレッシャーはストレス。
まずは、このストレスと向き合う必要があります。
日頃からストレスと向き合い、成長に繋がる面もあるということを覚えていきましょう。
困難と立ち向かって成し遂げたことは?
その時の感情や気持ちは?
どういった困難だったのか。ストレスはどう感じたのか。
気持ちを強く持てたのはなぜか。
このような反復をしていくことで、マイナスだったストレスが自分のプラスへと変化し、力や成長に作用するようにもなっていきます。
「負けてしまうかもしれない」⇒「どう乗り越えていこう」
「自分はだめだ」⇒「もっとできる」
「コーチ、お父さん、お母さんに怒られる」⇒「良いパフォーマンスを見せたい」
準備はストレスが起こる前
練習の段階からストレスを感じる場面をイメージし、立ち向かっていくことを意識していきます。
×この1球は絶対にミスできない。⇒失敗したらどうしよう。
〇この1球は絶対にミスできない。⇒自分ならできるんだ。
このようにマインドセットができれば、思考停止することなく多くの選択肢を導くこともできます。常にワクワク・ドキドキを感じながら達成感のある練習をしていきましょう。
テニスの試合中もマインドセット
過酷な状況になれば思考は停止していきます。そんな時でも20秒、90秒の間にマインドセットできるルーティーンを身に付けていきましょう。
「自分はできるんだ」「次はチャレンジしてみよう」
開き直りも1つの方法ではありますが、考えることをやめてしまう原因にもなります。
できるだけ落ち着いた状況を作り出し、思考に余裕を持たせていくことが大切です。
期待されることによるストレス
期待されることでストレスは増幅していきます。
周囲からの期待値が高まれば、その分ストレスと立ち向かっていかなければいけません。期待することが返ってマイナス要素にもなることを理解し、期待値を下げることを意識していきましょう。
×「頑張って優勝してね」
〇「いつも通りで良いからね」
「怒る」は思考を止める
試合が終わるとコーチや親に怒られている場面というのも見られます。
しかし、「怒る」もストレスを作り出してしまうため、怒られている本人には伝わっていないかもしれません。
また、せっかくの習慣が崩れてしまう可能性もあるので、「怒る」ではなく対話を心掛けていきましょう。
過酷な環境は諸刃の剣
ストレスを力に変えることができれば問題はないかもしれません。
しかし、耐性がないまま過酷な環境へ行ってもストレスに押しつぶされてしまい、諦めを招いてしまう可能性も高いでしょう。
強くなってほしいというだけで海外遠征に送り出すことは、諸刃の剣だということを知っておいてください。
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